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みぞ liked!

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素人の書いた小説です

暇人へ↓




魔法少女。
小さい女の子は誰もが憧れる存在だったと思う。
大きな白いリボン、星形の魔法のステッキ、フリルの付いたピンクのスカート。
私たち少女の眼に映るのは勇敢で輝きを纏った戦士だった。
「将来の夢は魔法少女になること」なんて言ってたのはいつまでだっただろうか。
テレビを観ながらそう考えていた。
昨夜に録画しておいた「魔法少女こすもす」という人気のアニメだ。
苺ジャムが上にのせられた食パンを一噛りし、CMをとばす。
朝7時10分もうすぐ学校に行く時間だ。
「ま、遅れてもいっか」引き続きテレビを観る。
アップテンポな音楽が流れる。主人公きららが魔法少女こすもすになる変身シーンだ。
それにつられて思わず体がリズムを刻む。
「魔法少女こすもす!」
可愛い。私もああなれたらいいのに…なんてね。
「桜?」お母さんの優しい声。
「今日は煮物作ってあるから温めて食べてね」
お母さんは仕事が遅くまでだから晩御飯は自分で作るか昨日の残り物を温めて食べる。
お父さんはというと私が9歳の時にお母さんと離婚してそれっきり逢っていない。
今どうしているだろうか。元気だといいな。
「桜、そろそろ学校行きなさいよ」仕事の支度をしながら責めるようにお母さんが言う。
アニメのエンドロールが流れる。「はぁーい」
(面倒だけど学校はいかなきゃだよね)テレビを消して私も学校に行く支度をした。

チャイムが鳴り響く。幸運なことに1-2の教室は近いのでギリギリで学校についた。
中学生になって1ヵ月ほど、クラスに上手く馴染めなくて正直学校には行きたくなかったけどそんな理由で休む訳にはいかない。
「桜ちゃん」ただこんな私にも唯一小学生からの幼なじみがいる。
唐突に話しかけられたので驚愕して声が裏返る「おおおはよ。愛子ちゃん」
「あっはは。声大丈夫そ?あっははは。は~…やっぱ桜ちゃん面白いな」
愛子ちゃんは腹を抱えて高笑いする。「やめてよ~」それにつられて私も声をたてて笑う。
「ねね。今日の「魔法少女こすもす」観た?」「観た観た!」
今朝観たアニメ「魔法少女こすもす」の話をする。
言うまでもないと思うが私たちはアニヲタである。なかなかクラスに馴染めない私の唯一の友達と…
いや、親友と言ってもいいだろう。
こんな話をいつまでも続けてられる。
教室の窓越しにはおぼろ雲が広がる青空がどこまでも続いていた。






逢魔が時。16時30分下校時間
夕日はほとんど雲で覆われて見えない。
5月とはいえ日がなければまだ少し寒い。
ほっとため息を吐き、たそがれ、今日あったことを振り返った。

魔法少女。
小さい女の子は誰もが憧れる存在だったと思う。
大きな白いリボン、星形の魔法のステッキ、フリルの付いたピンクのスカート。
魔法少女になりたかった。なりたかった。
だから私はなろうと思った。

プルルルルル
スマホの着信音がポケットの中で響いた。
「はい」誰かからか確認をしてからでた。
『久しぶりだね。元気にしてたかい?』スマホの奥で40代くらいの低い男性の声が聞こえた。
「お久しぶりです。はい元気ですよ」
『はは。それはよかったよ……で、本題だが』
声のトーンがより低くなった。

『魔法少女の出番だよ』

「え…今からですか?」
『申し訳ないね…急だけど引き受けてくれないかい?』
「はぁ…人使いが荒い人ですね」
面倒だけど仕事だから頑張らないとだね…






魔法少女。
小さい女の子は誰もが憧れる存在だったと思う。
大きな白いリボン、星形の魔法のステッキ、フリルの付いたピンクのスカート。
「やっ…やめろ」「話し合おう…」「ああああああああ」
断末魔の叫び声が倉庫に響き渡る
うるさいな…
「なんなんだこのガキ。ふざけた格好しやがって!!」
ふざけた格好とは失敬な。
大きな黒いリボン、漆黒の拳銃、フリルの付いた黒のスカート。

「話し合おうたって無駄。仕事だから君は殺さないと」
ステッキ(銃口)を相手に向ける
「じゃあね」

そして闇夜の中辺りは静まり返った。






魔法少女。
小さい女の子は誰もが憧れる存在だったと思う。
大きな白いリボン、星形の魔法のステッキ、フリルの付いたピンクのスカート。
悪を断ち平和をもたらす戦士。
けど私はそれとは少し違った。
大きな黒いリボン、漆黒の拳銃、フリルの付いた黒のスカート。

コードネーム:秋桜(コスモス)
私は殺し屋(魔法少女)だ。

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みんな聞いて。

これ以上言及するつもりなかったけど、あまりにも酷いから。





みんな、気づいて欲しい。
アンチタグとレスバするの、アンチの思う壺だしあなたのイメージも下がっちゃうんだよ。
想像してみて、あなたの推し絵師さんが公の場で暴言吐いたり煽ったりしてるのを。ちょっとこの人怖いな、距離を置こう、ってなるよね。
私はね、レスバしちゃってる子を批判したいんじゃないんだよ。
いらん心配かもしれないけど、同じ絵描きの卵として心配してるんだ。

もしあなたが将来イラストレーターになったり、関係なく就職する時。
「このイラストレーターさん、絵は良いんだけど昔荒れてたんだよね。依頼するのはやめておこうか」とか
会社はその人のSNSをチェックしたりするかもしれない(実際そういう企業は多い)。
その時に今回のアンチタグへの反論で「この子ちょっと怖いから不採用で」ってなったら絶対に今の自分を恨むでしょう?

そしてこれは将来に限ったことじゃない。今にも影響する。
みんなプラチナなりたいって頑張ってるよね?
それなのにトピックで大衆向けじゃないこと言うとリムったりミュート・ブロックされちゃうんだよ。大袈裟って思うかもしれないけど、ネットってこういう世界なんだよ。
頑張って絵を書いたのに絵以外のところでリムられるなんて絶対嫌だよね。


っていうかアンチ本人にも言えることだけど、リアルで面と向かって言えないことはネットでも言っちゃいけないんだよ。
みんなアンチに向かって煽ったりしてるけどさ、それ本人を目の前にして同じこと言える?(ちなみに言えるって子は、言い方悪いけど自分を振り返った方がいいよ)


これだけ覚えておいて。君たちがアンチに反応する限りアンチは消えてくれないからね。

アンチタグ付けられたら何も言わずに消す。
つまらないと思うけど自分のためだよ。


ここまで長々と話したけど、結論はひとつ。
みんな、タグ編集不可にしよう!!

アンチが消えたらまた編集可にすればいい。
コメントで凸られても削除する機能あるんだからこっそり消しちゃえばいい。
もしそれで「なんで消したの?怖いの?笑」とか言われても、それも消しちゃえ。だってそういう機能があるんだからいいんだよ。

と皆アンチの言葉なんて気にしなくていいって分かってるんだからほんとに気にしなくていいんだよ。
アンチに反応しちゃうとあなたもアンチと同レベルに落ちちゃうから。


ほんとにアンチに消えて欲しいんだったら今後一切反応しないこと。
消えて欲しくなくても、消えて欲しいと思ってるこのために協力してください。

ちょっと厳しい言い方しちゃったけど!
あなたの絵は誰がなんと言おうと世界一素敵だから自信持てよ!!!

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かがみの孤城

いまさら録画みた。
ちょっと見るのに勇気がいるテーマで、リアタイの時は覚悟決まらなかったから。









こういう流れでCOするのもどうなって思うんだけど、もう誰かにぶっちゃけたくなっちゃったから書く。

わたし中一の初期から学校行けてない。
いじめられてたとか親がどうとか全くないんだけどね!笑
私の話してもつまんないからはしょる。

でも来年は受験生だし、勉強しなきゃ。いい高校行かなきゃ一度きりの大事な人生無駄にしちゃうって焦って。でも焦るだけ焦って何も行動しないから気持ちだけがどんどん疲れちゃって…笑
こころちゃんの、お母さん見送ってテレビ見たりして時間過ごして、お昼ごはん食べたらあっという間に一日終わってて、何か行動しなきゃって分かってるのに時間だけが過ぎてく。っていう日々がすごく共感できちゃうんだよね。

きっと私にとってのお城は、かがみの孤城とかの素敵な物語なんだろうな。
一回見終わっちゃうと、お城に行けなくなっちゃうと、素敵な物語と自分の現実のギャップに苦しくなっちゃう。
でも私と違ってこころちゃんはお城に行けなくなっても歩みだすことができて、ああ私もこうなりたいなって思えた。

最後のあきちゃんの「大丈夫」が、まるで私に向けられてるみたいに感じちゃってもう!!
私きっと、落ち着かせるための方便じゃない、本心からの大丈夫って言葉を誰かに言ってほしかったんだろうなって。
勉強ぜんぜんわかんないし、つらい大人になりたくないけど学校に行く元気もなくて、自分に未来がないって思えちゃうけど、それでも大丈夫って思いたかった。

かがみの孤城っていうアニメ(お城)を見たことで私はこころちゃんみたいに歩き出せるわけじゃないけど、それでも、大丈夫って思えるようなお話だった。

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