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Creator: のりたか
Summary: 小学校の卒業式、田口竜太はブラスバンド部に入る意志を友人の新井田幸二に伝えると、翌日の春休みから通い始める。楽器経験のある彼と違い、楽譜を読めない竜太はトロンボーンに魅了し部に入る。が、その楽器とは行かず、新井田と同じホルンに。パートリーダーとの練習の日々は唇作りの練習のみ。
竜太の勉強は音楽だけ。宿題は一切やらず、隣席である石川成美のノートを写す日々。物静かな彼女は快く見せてくれ、やがて竜太の心は引かれる。
部では夏大会の曲が決まる。それはホルンに男性二人が入ったことで主役級の曲。楽器には慣れず、楽譜も読めない竜太は、新井田の助けを借りる。顧問は竜太の出来のわるさにパートごと特訓を命じた。散々の特訓を機に、リーダーとも夏休みは猛練習。ようやく五分五分の中、大会日を迎えるが竜太はミスをし、突破は実らない。大会翌日は今までの宿題のお礼とし成美と初デート。 
登校日に成美が来ない。理由は転校というが真実は白血病で入院だった。彼女を公園へ呼び、その話を聞くと驚愕する。その日に思いを告白し抱きしめる。
入院場所を伝えてくれるはずだが連絡はない。竜太は一方通行の手紙を出す。
 部で先輩との楽しいときもあるが、大会のミスをなすりつける先輩もいる。
年末の三年引退の大会は竜太のミスもなくぶじ終え、よい成績を修めた。汚名を返上し先輩も承認。その翌月、成美の死を母の手紙で知ることに……。


著者 のりたか。
1965年12月生まれ
静岡県静岡市出身
転機は小三時代、水泳が厳しく脱走し登校拒否となる。担任が変わる小四から復帰。中学は楽譜が読めずにブラスバンドへ入部。譜面を一年で解読する。高校中退後、芸人に憧れて上京するものの、弟子になれず田舎に帰途する。その後、通信高校を七年で卒業。建設現場、トラック運転、郵便配達、演芸場、タクシードライバーなどを経験。同級生の漫画家に便乗しエッセイを出版。書く楽しみを知り近年は物語を書いている。

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