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Creator: のりたか
Summary: 五十歳で独身の山崎幹久は、元同僚である配車係りの小山茂徳のサーフボードを選びに、リサイクルショップへ呼び出された。九月中旬、二人は河口で再会し、五十八歳からサーフを始めた小山へ山崎は感動する。だが一緒にサーフへ行けば、小山のセコさが目につき感動を撤回する。会社では役職なのに三百円ほどしか持たない。これではアフターサーフとして食事や温泉へ行くことも出来なかった。それにサーフ暦三カ月を要したというのに、テイクオフがまるで出来なかった。山崎が声を掛け教えても立てず、女性でも三カ月あれば立てるはずと、小山を鈍臭く思った。会社内では弁当をもらうなどあらゆるセコイ話しをしてくるので、山崎は徐々に腹が立ち車内で罵詈雑言を吐いた。小山は持ち家で現在の子供はバイトをする大学生と、家事手伝いの長女がいる。妻も働き、小山家には金があるのにセコイ話しばかりで山崎は腹の虫がおさまらなかった。 
ある日、サーフ同行を山崎から断ればアドバイスが欲しいという。あれだけ罵っても向かって来る。小山は反論もなくいつも穏やかだ。やがて山崎の決めたボードへ立てないことへの責任を感じる……。



著者 のりたか。
1965年12月生まれ
静岡県静岡市出身
転機は小学三年生。水泳が厳しく脱走し登校拒否となる。担任が変わる小四から復帰。中学は楽譜が読めずにブラスバンドへ入部。譜面を一年で解読する。高校中退後、芸人に憧れて上京するものの、弟子になれず田舎に帰途する。その後、通信高校を七年で卒業。建設現場、トラック運転、郵便配達、演芸場、タクシードライバーなどを経験。同級生の漫画家に便乗しエッセイを出版。書く楽しみを知り近年は物語を書いている。

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表紙提供 メディバン


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