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Author: 小林ウエコ
Summary: 北町奉行所定町廻り同心池田重太郎は、若い娘に艶本を貸し与えているという触れ込みで、潜りの貸本屋を捕らえる。だが、実際に貸していたのは『見聞男女録(けんもんをとめろく)』という公家物の御伽草子で、飛んだ早とちり……そんな折、同僚吉井の紹介で、お藤という信州出の娘を下女として雇い入れる。が、所がドッコイ、お藤は絶世の美少女で、重太郎とお美代の夫婦は目を丸くする。一人息子がそろそろ嫁の貰い時で気が気でない。が、さりとて、今さら追い出す訳にもいかず。というより、お美代の、こういう子を一度は傍に置いてみたいとの思いが強く。目出度く、そのまま家に置いておく事に……さて、重太郎はなしげなしに『見聞男女録』を夜通し読み耽るのだが、後にこの本が騒動の元になるとは露も知らず……一晩経って、翌朝。お藤の新しい生活が始まる。お美代も、お藤と二人で朝餉の支度に勤しむが、何だか心がウキウキ。堪らない。まるで本当の娘が一人出来たようで……

【登場人物】
藤……………………………信濃國松代の山村の出。大きな目の、器量持ち。本が大好き。
池田重太郎……………北町奉行所定町廻り同心。
美代………………………重太郎の妻。
深一郎……………………重太郎とお美代の子。北町奉行所同心並。
次郎(小者)、卯助(中間)、長助(小者)………重太郎の供回り。池田家に住み込みしている。
吉井……………………北町奉行所定町廻り同心。
Price: Free

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