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Author: のりたか
Summary: ギャンブル好きだった花屋の主人松山辰男は、知人にノートパソコンをもらった。使い方はわからず、妻の悪口ばかり打っていた。ある日、懸賞ガイドを見ると小説新人賞の応募規定に目がとまった。週一度の図書館通いで作家を目指すことになったが、簡単には行かず予選で落ちる。
図書館通いは欠かさず、二度目の執筆から二四歳の村上憲二と知り合う。彼も新人賞を目指すようで、お互い刺激しながら原稿を書く。フリーターの村上は毎日図書館に行け、元々作文は達者という。三九になる辰男と彼の席は横同士。村上の執筆は早いが辰男は遅い。彼の原稿をのぞいてみると辰男の名字が登場人物にある。知り合うときからしゃくに思うため、〈松山〉の姓をみてより腹が立った。その後、二度目の応募結果、辰男は予選敗退だが彼は二次突破寸前まで行く。辰男の心は村上に嫌悪感を抱く。三度目の挑戦から村上を文章で殺すことにし、純文学からミステリーへと方向を変える。辰男は締め切りギリギリまで見直しをするが、村上を殺すシーンのリアルさが欠け満足にできない。
ある日、初めて居酒屋で酒を交わし飲んだ。近所の神社で文学談義をするなかで口論となり、今までのうっ憤も含め村上を絞殺する。同時に殺しのリアルさを知った…。


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表紙提供 メディバン

著者 のりたか。
1965年12月生まれ
静岡県静岡市出身
転機は小三時代、水泳が厳しく脱走し登校拒否となる。担任が変わる小四から復帰。中学は楽譜が読めずにブラスバンドへ入部。譜面を一年で解読する。高校中退後、芸人に憧れて上京するものの、弟子になれず田舎に帰途する。その後、通信高校を七年で卒業。建設現場、トラック運転、郵便配達、演芸場、タクシードライバーなどを経験。同級生の漫画家に便乗しエッセイを出版。書く楽しみを知り近年は物語を書いている。



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