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Author: 川﨑 キヨ
Summary:  よるの教室……。
 ここは夜遅く、もう一度勉強したい大人たちが集まる教室。
 夜10時から明け方の4時ぐらいまで、閉店後の喫茶店を借りて開かれています。
 通っているのは、サラリーマンやタクシーの運転手、飲み屋のおねえさん、不登校の女子高生など、訳ありな人ばかり。
 そして、唯一の先生兼教室長の野上も、かなりの訳ありでして……。

 介護施設で働きながら、教室に通うミチルさんは、とても悩んでいました。
 というのも、息子の中学2年の北斗君が父親が亡くなって以来、1年近く不登校で、昼夜逆転した生活を送っているのです。そして、不登校の理由さえも話してはくれません。
 普段は普通に話したり、家の手伝いも率先してやってくれるのですが、そのことだけはかたくなに拒むのです。
 唯一の手掛かりは、北斗君が夜に星の観測をしていることぐらい。しかし、それさえも何のためにやっているのかわかりません。
 すっかり困り果てたミチルさんは、ある夜、教室にいるみんなに相談しました。

 その後、ある事件をきっかけに、野上と北斗君はメールのやりとりをするようになり、そこで語られた真実とは……。


 2014年作。
Price: ¥300

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