Table of Contents
Author: 川﨑 キヨ
Summary:  小学校6年生のマコトは様々な問題を抱えていました。学校でのイジメのことや両親の別居のこと。それは12歳の子供には到底耐えられるものではありませんでした。
 久し振りにパパとママが一緒に話し合う朝、マコトは家を抜け出して、近所にある大型デパートの屋上にやってきました。そこは以前、家族でよく訪れた思い出の場所です。
 そして3時間後、デパートの屋上ではマジックショーが始まりました。マジシャンの名前は、ビックリかの助。この道50年以上の大ベテランです。
 そんなかの助さんの得意なマジックが、どんなものでも黒いマントで一瞬で消すというマジック。
 かの助さんは壇上にマコトを招き入れると、不安げな少年を観客の前で見事消してみせました。たくさんの拍手と歓声。マジックは大成功です。
 ところがかの助は、突然苦しそうに心臓を押えると、その場にうずくまって、そのまま意識を失いました。

 気が付くと、マコトは真っ暗な世界にいました。そして、不安と恐怖に押し潰されそうになったマコトは、ただひたすらに走って走って走り続けました。
 すると、真っ暗な世界を抜け出して、広い広い野原に出ました。
 そして、そこにはなぜか二本足で立って、普通にしゃべっている人懐こい動物たちがいました。
 「ここはどこですか?」のマコトの問いに、動物たちは顔を合わせて一斉に大きな声で答えました。
 「ここは、ボクたちみんなの『ともだち王国』!」
 かの助さんと動物たちのきずな……。
 マコトと伝書バトとの友情……。
 そして、約束……。
 別れ……。

 子供だけではなく、かつて子供だった大人にもぜひ読んでもらいたい児童文学です。
Price: ¥300

Share