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Author: のりたか
Summary: 半年近くも憂うつな状態が続く二十六歳の永谷俊則は、ネットカフェへときおり通う。引きこもりサイトで知り合ったメル友のコマコと交信するため。互いの悩み相談を語り励まし合う日々。それが今の生きがいでもある。過去の過ちに後悔をしている。
静岡からお笑い芸人を目指し上京。芸人養成所からお笑い芸人へとなれた三年後、ようやく全国に名が広まった。売れっ子になれば態度も変わり、敵も作り出す。我が道を行く永谷は、それなりに上へ登る術を身につけていた。大盤振る舞いで遊ぶころ、後輩芸人の企てにのり、少女へ手を出し警察に逮捕。半年後の復帰は、少女の乱暴で世間の目は冷たい。仕事も一からとなり制裁は厳しく、やる気も失せてしまい現在に至った。
 そんなころネットカフェで芸人養成所時代の友人に会い、劇団に誘われる。そのころ永谷を陥れた芸人に復習を考えるが、メル友のコマコにとめられた。友人の進める劇団は、社会復帰へと感じ永谷は入団。コマコにも励まされ、やがて生気も出てきた。
 団員の事故から、五月公演に配役された永谷は、猛練習の日々。ある日、コマコから引きこもりの理由は芸人に乱暴されたことを伝えられ、驚愕の思いとなる。観念した永谷も自分の犯した罪を彼女へ告白。でもコマコは交信のやりとりで薄々知り得ていた。永谷へ責任のつもりで交際を宣言。永谷も引きこもりから外に連れ出し、彼女を立て直らせることに…


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著者 のりたか。
静岡県静岡市清水区出身
転機は小三時代、プールが厳しく脱走し登校拒否になる。担任が変わった小四から復帰。中学は楽譜が読めないのに憧れたブラスバンドに入部。楽譜を一年で解読する。高校中退後、芸人に憧れて上京するものの、弟子になれず田舎に帰途する。その後、通信高校を七年で卒業する。建設現場、トラック運転、郵便配達、演芸場、タクシードライバーなどを経験。同級生の漫画家に便乗しエッセイを出版。書く楽しみを知り近年は物語を書いている。

表紙提供 いーブックデザイン

Price: ¥380

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