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Author: のりたか
Summary:  初夏の六月、増田家は生後三カ月の子犬をもらった。ラブラドールレトリーバーの子犬は〈チェリー〉と名づけた。小学四年の敬太は毎日が楽しい。それは妹の奈美子、兄の健二も同じである。子犬は家族の人気者となり、面倒は兄弟がする。朝の散歩は兄、夕方は敬太と妹になる。一カ月たてば自然と家族の一員。近所の犬とも仲はいい。夏休みもチェリーがいるので、兄弟は楽しく過ごせそうである。 
ある日、敬太は友だちと野球をするため、犬の散歩を妹に任せた。その日は雨が降り、急いで帰ると妹とチェリーはまだ帰ってない。かぎはなく外で待つとチェリーだけ帰って来た。吠えているので妹に何事かあった様子。犬を追うと散歩コースの丘で倒れていた。滑って転んだらしく、雨で濡れる妹を近くの民家で処置をする。医者の診断結果もよく妹はチェリーのおかげで難を逃れた。
 散歩で会う犬とチェリーは仲間である。しかし近所の犬同士は過去の争いで仲がわるい。妹は仲よくさせる提案を飼い主へした。それは争い時と同じシチュエーションで、町内のバーベキュー時に仲直りさせることだった。当日、仲のわるい犬二匹は、チェリーの参加もあるのかおとなしい。結果はすんなり成功。暑い中、三匹は河原を走り回った。遊びに熱中すると、チェリーは川の深みにはまり流された……。



著者 のりたか。
1965年12月生まれ
静岡県静岡市出身
転機は小学三年生。水泳が厳しく脱走し登校拒否となる。担任が変わる小四から復帰。中学は楽譜が読めずにブラスバンドへ入部。譜面を一年で解読する。高校中退後、芸人に憧れて上京するものの、弟子になれず田舎に帰途する。その後、通信高校を七年で卒業。建設現場、トラック運転、郵便配達、演芸場、タクシードライバーなどを経験。同級生の漫画家に便乗しエッセイを出版。書く楽しみを知り近年は物語を書いている。

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表紙提供 メディバン

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