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Author: のりたか
Summary:  静岡から上京した中田昌也は、十九歳のとき芸人養成所で岐阜出身の持田静雄と知り合いコンビを組む。念願の芸人になることで一年間勉強をし、卒業ライブではめでたく合格点をもらう。二人は二十歳で芸人デビューをした。〈なかだもちだ〉は二年間、バイトと芸人での二足わらじの生活をしていた。
ゴールデンウィーク中の子供の日は都内遊園地での営業。先輩芸人の軍団に入っている中田は毎夜の遊びに疲れていた。帰りには遊園地入り口で待ち合わせの井口啓子を持田に紹介する。中田は養成所から続く牛丼屋のバイトで、最近入った彼女と知り合う。持田も長く続く居酒屋のバイトで知り合った鈴川里美と二年前に別れて以来、女の影はない。持田は中田の彼女をみると今でも忘れられない里美を思い出す。
 二人の芸歴は二年。レギュラーは週三日のラジオレポーターのみ。あとは舞台営業、バイトが二人の生活圏だった。持田のバイトは居酒屋で、主任を勤めるほどの業績ぶり。それを買われ社員へと薦められている。現店長は昇格により異動となるため、次期店長をいきなり持田へと説得する。彼は収入面を聞き桁の違いに驚き、今の生活を改めていた。時間がたつにつれ店長に引かれる持田。そんな気持ちでラジオのレポート仕事はおぼつかない。態度の違いに察した中田は理由を問いただすが、ごまかすばかり。彼女でもいればと思い、啓子に頼み女性の手配を任せた……。




著者 のりたか。
1965年12月生まれ
静岡県静岡市出身
転機は小学三年生。水泳が厳しく脱走し登校拒否となる。担任が変わる小四から復帰。中学は楽譜が読めずにブラスバンドへ入部。譜面を一年で解読する。高校中退後、芸人に憧れて上京するものの、弟子になれず田舎に帰途する。その後、通信高校を七年で卒業。建設現場、トラック運転、郵便配達、演芸場、タクシードライバーなどを経験。同級生の漫画家に便乗しエッセイを出版。書く楽しみを知り近年は物語を書いている。

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表紙提供 メディバン

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