Table of Contents
Creator: 川﨑 キヨ
Summary:
『畳の跡』
 今は離れ離れになってしまった女性が夫に書いた手紙。
 その夫の家での指定席だったテレビの前には、今の夫の肘の跡が残っていた。
 そして、今そこには……。

『703(ナオミ)』
 私は7月03日午前7時03分に生まれた。
 だから、私の名前は703(ナオミ)。
 単純な名前を付けられた恨みからではないが、私はずっと元靴職人の父とずっとわかりあえないまま生きてきた。
 母はいない。私が幼い頃に、私を置いて家を出ていった。
 働くようになって一人暮らしをした私だったが、今では20歳も年上の妻子ある男性と情事を重ねている。
 誕生日の朝、私は偶然に駅で父と逢って……。

『おばあちゃんが教えてくれた』
 8歳のぼくに、おばあちゃんが教えてくれた。
 どうしておばあちゃんはシワがあるのか。
 腰が曲がっているのか。
 早起きなのか。
 髪の毛が白いのか。
 目が見えないのか。
 いつも寝ているのか。
 若い頃に戻りたいか。
 そして、人生の意味を……。

『毎日記念日』
 世の中暗いニュースばっかり。
 せめて明るい気持ちになりたいから、毎日記念日を作ることにしたその後のさきちゃんの人生。
 
Price: ¥300

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