遶九■蜈・繧顔ヲ∵ュ「
0
171
留言
6个月前
*/10
________ここは何処だろうか。
なにも思い出せない。たしか、俺は神社に肝試しへ来ていた。
しかし、周りの様子がどうもおかしい。
辺りがあまりにも暗すぎるのだ。
さっきまでは、夕方だったのに。
人気がまるでなく、あるのは桜並木だけ。
さっきまで一緒だった××や、みんなはどこだ?
…あれ。××って誰だっけ。俺…いや、僕…?
自分の、名前は…?名前…なにも、わからない…
朦朧とする意識の中、俺はいつの間にか水辺まで来ていたようだ。
…このままいっそ池の中へ入ってしまおうか。
そんな考えが頭によぎる。
『駄目だよ。君はそっちに行っちゃ。』
少女の声が頭上から聞こえる。
ゆっくりと顔をあげると、制服姿の少女がしめ縄を隔て立っていた。