くのいちぬゃみこの配信日記 LEVEL 5
1 month ago
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――初日。
はじめての配信。アプリのボタンを押した瞬間、心臓がぴょんって跳ねた。
「だれか入ってくるかにゃ~」
ほどなく入室者が数名。
よし、挨拶しよ。
「アースト所属、226期生のぬゃみこにゃ。発音しづらいけど、よろしくにゃ」
自分で言っておいて、語尾が恥ずかしい。
でもコメント欄が「かわいいw」「ぬゃww」で埋まって、にやける。
マイク越しの世界は思ったよりあったかくて、知らない人たちが笑ってくれる。
それが、なんだか少し誇らしかった。
――2日目。
「今日は歌ってみるにゃ~」
音程ずれても「かわいい、ぬゃみ!」って流れてくるコメントに救われる。
リスナー名が勝手に「ぬゃ忍」になってて、笑ってしまった。
チャット欄の速さにテンパって、咳き込みながらピルクルをこぼす。
「事故かわいいw」って言われて、もうどうでもよくなった。
――3日目。
雑談枠。「ぬゃみこって、なんで配信はじめたの?」って聞かれて、少し黙る。
――なんでだっけ。
たぶん、誰かと話したかっただけ。
でも気づけば、言葉を続けることが義務みたいになってた。
コメントが止まる静けさや、誰も入ってこない時間の寂しさが、やけに刺さる。
配信を終えて、スマホを置く。
部屋が暗い。静かすぎて、耳がぬゃって鳴った。
「……ん~、あきたにゃ」
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なんと、これが100枚目です。100枚もカラーイラストを描くとは、、、なんか、いろいろ思い出されて泣けてくるや。
お休みしている人も多いけど、僕は待ってるよ、例えばおくれ兄さんの履いてない絵とかね。
そして、スリットからパン●ロしてる衣装で配信したら、即BANらしいので、世間は厳しいんですわ、いつまでも保護観察取れないんだな(´・ω・`)