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昔の悪役、今の悪役
腱鞘炎も次回の診察でおそらく最後だろうって事で
かなり状態もよくなりましたので、健全な漫画を描いてる状態。

もっぱら参考物は「ちょっと昔の漫画」と「最近のアニメ」。
そこで気づいたのが「悪役のあり方の違い」というか。
何か感動したのでメモがてら。

昔の漫画の悪役といえば「世界を征服する」または「永遠の命を手に入れる」
って事をよく言ってた気がします。
最近のものの悪役は「人間を滅ぼす」となってるのが多い。

あー凄く時代の流れを感じるなぁって気づいた時思ったわけで。
前者は何故そうなるか。
おそらく共通するのは「世界にそれだけ価値があると悪役が思っている」。

よく考えてみてほしい。
「悪となってでも世界が欲しいか?」という事を。
自分だと「世界を敵に回してまでそんな面倒な事したくない」です。
それを言うなら、現代の悪役の「世界を滅ぼす」の方がいいです。
ついでに、「永遠の命を」みたいなのって世界に価値を見出してると同時に
「自分自身に」価値を見出している言葉だと。
だって、永遠の命欲しいか?って…絶対いらないです。
このままの生活が一生って絶対嫌ですもの…。

昔は悪が未来や今を生きる瞬間に魅力を感じている。
だから欲しい、手に入れたい、支配したい。
プラスの感情を重視するようなそんな感じ。

現代は「もう嫌だ」「全部なくしたい」「やりなおしたい」
いらない、もう十分だから壊したがる、消したがる。
マイナスの感情に視聴者が同調する形式。

それなら、何となく前者の「世界が魅力的だから欲しい」の悪役が好きだなぁ。
なので、現代のあり方に反するような作品、作りたいものです。

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