ぬぺぱぽん left a comment!
「では、それを至急進めるよう…」
トントン
「何でしょう？」
「貴方は…誰でしょうか？」
「…おや、久しぶりだね」
優夢華―
「…何故私の名前を？」
「そりゃあ、大切な妹だからな」
「…私は貴方という存在を全く知らされずに育ちましたが、なぜ私の名前を知っているのですか？」
「…覚えてないか。まだ君は赤ん坊だったし」
「…」
「今度はこっちから質問させてもらうよ」
「…はい」
「君は何故、そんな目をしているんだい？」
「…生まれつきです、この目のせいで忌み子と扱われました」
「…実は、その目が原因だけがで両親が君を突き放した、とは言えないんだよ」
「！それって…どういうことですか」
グイッ
「おや、君は…」
「優夢華様を傷つける奴は容赦ないぞ」
「優夢華様、お体に障ります。もうお戻りになって休まれてください」
「いいえ、まだこの方から話を…」
「俺が聞きますから、優夢華様は蓮真と帰っていてください」
「…貴方を一人にするわけにはいかないわ」
「俺はいいですから早くお戻りを」
「…分かったわ、行きましょう蓮真」
「はい」
・・・
「話してもらおうか、優夢華様の兄君様」
