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【リアル夢日記】

おそらく、1月ごろだったかなと思いますが日にちが書いてなかったので覚えていません。。。
◆のついた箇所は脚色のために増やした文章です。【▼つづく】

⚠️イラストは夢の中の景色を描きました。
本来はもっと綺麗でもっとそれっぽい感じでした。凄すぎて画力が追いつきません。

▼以下、実際の夢本編です。



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「萌柚《もず》、ちょっといいか」



放課後、電気の消えた教室。

◆生徒はまばらで、掃除が終わったあとなのか、わたし達の他は数人が鞄を持って教室を出ていくところだった。



「なに。。。?」

◆そのきれいな顔を見ると、なんでかまた緊張してしまう。

◆この間の怪異騒ぎのとき、わたしが勝手にいなくなって怒られたの、すごく怖かったんだよね。。。



「お前、この間、また図書室から旧階段入ったろ」


◆「あっ。。。」



あの騒ぎの後、景色が変わる空間に入った。

旧階段を下りた先に、今は使われてないホールがあって、そこにいた怪異に巻き込まれたみたいだった。

何もない空間なはずのそこに、不思議の国のアリスみたいな、水色の素敵な森があって、思わず入っちゃったんだよね。。。

空気の膜を破ってしばらく歩いたら、
その向こうにもアマゾンみたいな不思議な森があって、ふと何か感じて後ろを振り返ったときには、目の前の森は消えてて。。。




「誰も戻ってこなかったって話だったのに。。。無事でよかった」



あれ。。。?なんかほっとしてる表情。

今までこんな表情、されなかったのに。
心配してくれてたのかな。。。?




「その怪異のことで話がしたいから、この後図書室で」


「あ。。。うん」



帰り支度をする彼を見る。

ふと、上にある時計に目が留まって。



「あっ!!?大変っ!!」


「なに、どうした」


「あ!!わ、わたし、真依ちゃんたちと文化祭の衣装の打ち合わせが!!」



どうしよう、約束の時間めちゃくちゃ過ぎてる!!

進行係だからって、確認頼まれてたのに!!



「じゃ、先に行ってる」


「ご、ごめんね椹木《さわらぎ》君!!」



後で行くから!!と彼よりも早く教室を出て、鞄も持たずに8組の教室へ向かった。



「あ。。。」


「わっ。。。!?」



教室に入ろうとしたところで目の前に人がいて、急に立ち止まったせいで転びそうになる。



「まっ、真依ちゃん。。。?」


◆「ごめんね、来ないからそっち向かおうかなって思ってたの」



彼女は制服ではなく、晴れ着を着ていた。

◆中学生だしまだ早いけど、
ファッションショーのテーマが「華《はな》」だからか、どのクラスもきらびやかな衣装が多い。




「あ!!真依ー!!」
そこに、左側の廊下から6人くらい女の子が。


「あ、藍歌《あいか》ちゃん、あやめちゃん。。。」


他にも数人。
真依ちゃんと仲いいんだっけ。ちょっと苦手。




「えーなに、これから帰り?」
いいなぁ、と着物のまま廊下を見る。


「うん、なに、打ち合わせ?うちらも混ぜてよ」


「だめだめー!!うちのクラスのなんだから!!絶対パクるじゃんー」


「真依、着物似合ってんじゃん!!」


「でしょー?」とまたくるくると回る。
真依ちゃん、同じ歳なのに大人っぽいから、高校生に見える。



「____それ、どうしたの?」


「先生に着付けしてもらっちゃった」
そういえば真依ちゃん、着物同好会入ってるんだっけ。


「着物似合ってるね!!」


「そうかなー、お姉ちゃんのやつだけど」言いながら、くるくるとその場を回る。

夕焼けの空に照らされて、長い袖がひらひらと舞う。


彼女の向こう側に見える校舎の、図書室を見ながら、「椹木君、大丈夫かな。。。」なんて考える。


「どした?萌柚《もず》」


「あっ!!ううん、なんでもない。。。」


「今日はこれから、打ち合わせだよね」


「う、うん。。。」



このあとすぐ椹木君とも約束しちゃったのに。。。

◆怪異の方が気になるのにー!!



そう思いながら、藍歌ちゃんたちグループからも注がれる「断れない圧」に負けて、縦に首を振った。



。。。んだけど。



「あ、わたし、トイレ行ってくるね!!」

掃除終わってからすぐ来ちゃって!!と8組の教室を飛び出す。








「。。。ふう」


トイレの個室に入って、一息つく。

◆なんで文化祭進行係なんて引き受けちゃったんだろ。。。と今さら後悔する。



「。。。?」なんか、変。


4つあるうち、個室は右側2つが埋まっていて、左側の手前の個室に入ったんだけど。

右側の入り口側の個室からは、小さい声でなにか呪文のようなものを唱えている声が聞こえてきていた。

なにを唱えてるんだろうな。。。と思っていると、その隣の個室から「箒《ほうき》よ、飛べ」という単語が聴こえてきた。



えっ!?箒!?飛べ!?なに!!?

バン、とトイレの扉を開ける。


相変わらず、小さい声で呪文が聞こえているけれど、
その隣の個室には、鍵がかかっているのに誰かが入っている雰囲気はなかった。




なにこれ、なんか変。。。!?
怖いよ。。。!!



そのままそこのトイレを飛び出して、
廊下の真ん中にある別のトイレに駆け込んだ。


他の個室には誰もいない。

これで落ち着ける。。。




「。。。ふぅ」


さっきの、なんだったんだろう。

広い個室だから、呪文の人がほかの個室に来ても怖くない。

よかった、と思いながら窓を見る。



右側にある小さい窓には真っ赤な夕焼け。

それが、窓にある緑色の陶器に入った水に反射している。水はどこからか沸いているのか、陶器から流れ出していて、チョロチョロと心地よい音が流れているけれど足元が濡れているわけではない。

窓も、窓枠は学校のトイレみたいなのに、その横にある格子は太い鉄の、緑色。

どうやらこの格子が開けっ放しになっているみたいだけど。。。この水出る陶器も、格子も、学校にこんなのあったっけ。。。?




あまりここのトイレは使わないけど、
さっきのこともあって、明らかにおかしいと思い始めた。


ふと窓の外を見る。

そこから見えるのは学校。。。のはずだった。

あきらかに校舎とは似ても似つかないものが建っている。まるで何かの骨組みでできたみたいな建物で、でもどこか学校の名残があるような。


____やっぱり、なんかおかしいよ。


キラキラと光る水色の玉が中に浮かんでいて____そこから図書室があるであろう方向に水色の光がパアッと降り注いでいる。




____大変!!

椹木君!!






トイレを飛び出して、8組の教室へ戻る。



「遅いよ萌柚ー」

真依ちゃん達は、机に座って勉強をしているみたいだった。



「萌柚、さっき先生に着物しまってもらったからさ、この後うちらで一緒に帰らない?」


いつの間にか制服になっていた真依ちゃんが、教科書から顔を上げて言う。




「ごめん!!塾あったの忘れてた!!今すぐ帰らなきゃ!!」


「ええー??大丈夫?」


「わたし、行くね!!」ごめん、と心の中で謝って、図書室へ全速力で走った。





椹木君、。。。。!!

無事でいて。。。!!





ーーーーーーーーーーー

というところで目が覚めました。

確か、これを見る前に『宝石の国』のアニメを見た気がするので、骨の学校はきっとその影響ですね。。。

なんだかとても不思議で不気味で、異常に綺麗な夢でした。。。。





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