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代理学園第11話

#代理学園〈小説〉

久しぶりなので文章変、拙い

「ということで、、、z」
玲がクラスみんなの視線を集めながら話し出す。
「無事に全員落第回避‼」
「あっあたしの台詞…」
玲の顔がぽかーんと単純な顔になる。

「来週は待ちに待った音楽祭だよ!」
追い打ちをかけるように優香里が朝の
HRをはじめる。
「2年生と一緒にいられるのは音楽祭までだし、
 皆張り切っていこう!」

おー!!
クラスが活気にみちて見える。


…......ん??

あれいま優香里先輩なんて?

「優香里ちゃん、それ言っちゃだめなやつ...」
瑠奈がおずおずと語りかける。

★★★

どうやら少し語弊があるようだ。
2年がいなくなるわけではないが、1年生に対してのサポート期間が終わる。
そのため、授業や休み時間は別の教室で過ごすこととなった、と言う事らしい。
(もちろん寮は変わらないが)
 
教室は安堵につつまれた。
まぁそりゃそうだ。2年生たちがいなくなるなんて考えたくもない。

あれだけ人が嫌いだったのに、こう思えるなんて成長するもんだな。
この学園は生徒のサポート手厚いし、夢に対しての多少の手助けはしてくれるのだろう。


日直の連絡や、先生のお話などが済み、朝のHRが終了した。
と、すぐさま素早く近寄ってきて

「今日昼休み第3音楽室借りてある ご飯持ってきて 今日は2番からCメロまで」
一瞬のうちにむぅにゃがノンブレスで言いきった。

ここ最近、パンタソス寮の4人で音楽祭に向けよく音楽室を借りて練習しているのだ。
ありがたいことに、むぅにゃが積極的に借りてくれる。
音楽室の予約、この時期は激戦なのに失敗してる日がほとんどない。今度コツ聞いてみよ…

★★★

――昼休み終了のチャイムが響き渡る。

「今日もお疲れ様ー!あと1週間、ラスト詰めてこー‼」
むうにゃが元気よく話す。

「ふふふ、ふふふふふふふふ」
「まくちゃん怖いですよ…」
くじらがくすっと笑う。

「日に日に完成度が上がってますし、もしかしたら優勝狙えるのでは…?」
くじらが良い方のにやにやを顔いっぱいに浮かべる。


最近、あれだけ嫌いだった歌が、少し。ほーんの少し、楽しくなってきた気がする。


あと1週間。されど、1週間だ。
こんなに何かに本気になったことはないかもしれない。

もうちょっと、頑張ってみよう。

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