第100回手塚賞 100回記念海外特別部門結果発表 | コンテスト

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3月15日発売「週刊少年ジャンプ電子版 15号」に「第100回手塚賞 100回記念海外特別部門」入選・準入選作品が掲載されました！

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審査員の先生方も絶賛した受賞作品を日本語でご覧いただけます！ぜひご覧ください！

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「少年ジャンプ」の伝統ある漫画賞「手塚賞」の第100回を記念して、超豪華審査員の元、創設されました。

初の試みではありましたが2500近い応募をいただき、入選2本、準入選2本、佳作4本とたくさんの素晴らしい作品が集まりました！

選考を終えて

ページ数が多いのを差し引いてもエネルギーにあふれた読み応えのある作品がそろっていました。「Armados」は、絵は雑だけど、授業中にノートに描かずにはいられないような何かを感じて、推しました。楽しかった！

井上雄彦先生

色んな絵柄がまず楽しかった。1つ残念なのは「読切」と「連載一話目」の違いが世界に浸透していなかった事で評価が難しかった。応募作を呼んで、漫画はやはり世界共通のものなんだと再認識できたと同時に、各国の文化や特有の絵柄を失わずに漫画を描き続けてほしいと思いました。

尾田栄一郎先生

とにかく画力、シナリオ共に超絶ハイレベルで本当に驚きました。「日本のマンガの文法画法」をモノにしている作品にもビックリしましたが、「日本のマンガ文法」で日本人からは絶対に出てこないアイデアや個性を読むことが出来たのが本当に嬉しかったです。

加藤和恵先生

どの作品も熱がこもっていて面白く読むことができた。日本の漫画をよく研究している作品も多く、読んでいても違和感がなかったのは驚きだ。さすがに世界から選ばれた作品達だけあって、バラエティに富み、新鮮で魅力的だった。

鳥山明先生

国の違いなのか個性なのかわかりませんが、独特な表現がたくさん見られて楽しかったです。型にハマらない作品が多く、審査しているハズの自分が「漫画ってこんなに自由に描いていいんだ」と気付かされました。

堀越耕平先生

全体的に画力がとても高く、日本の漫画をよく読んでいるのが伝わった。しかし、キャラクターの感情表現の描き方が単調で深みを感じられない作品が目立った。また、文化の違いなのか、演出などで不自然な表現があったり、感情の変化に共感しづらい箇所が見受けられた。

手塚プロダクション

総評

手塚賞第100回を記念されて開催された海外特別部門には、世界中から本当にさまざまなタイプの作品が集まった。驚くべき画力を持ち合わせている作家さんや演出力に優れている作家さんなど、たくさんの優れた才能と出会うことができ、大変嬉しく思う。固定概念にとらわれない、自由で独創的な発想に、審査員一同感嘆した。
一方、ページ数内に物語をまとめる構想力やキャラクターの感情表現では課題もあった。今後は「読者から見たらどう見えるのか」という読者視点を意識し、分かりやすい漫画作りに励んでほしい。
今回の受賞を経て、世界を舞台に活躍する作家さんが出てくることを期待したい。