メイキング動画特集
2020-01-16
画力の向上には上手い絵描きさんの描き方を参考にするなど、日々の練習が必要不可欠!今回は沢山のメイキング動画をご紹介させていただきます!ぜひご覧ください、一緒に練習しましょう!
アンデルセンの「ジャックと豆の木」をモチーフにした作品のメイキング動画です!
この動画では線画から仕上げ加工までの過程が公開されています。
動画の内容について、ご紹介したいポイントが2つあります。
まずは線画です。作画時間の半分くらいを使って丁寧に線画を描写しています。カメラに近い主体の線は太く、遠い背景物の線は細く描くことで、線画の段階ですでに絵の立体感が表現されています。
また、MoDathanさんは海外のイラストレーターということもあり、塗り方は日本でよく見かけるアニメ・マンガ的なタッチではなく、リアルめな塗り方でした。光と影のコントロールが巧みで、まるで童話世界にいるかのような異世界感が味わえるイラストです。マネしてみたい方はぜひ参考にしてみてください!
花に囲まれたツインテールの少女がとてもかわいいですね!淡い青色と黄色の配色がフレッシュなイメージを与えます。
このイラストを構成する主な要素「花」は背景に描かれているほか、少女の周辺にも描かれていて、線で花の模様を細かく描いているところがすごく魅力的です。
このメイキング動画では「水彩境界」が多用されています。人物の陰影、背景の花と蝶などを描く時に使われているようです。特に水彩境界で背景の花を描く時、線画を描かなくても花の輪郭になるのでとても便利な塗り方です。動画の3分53秒あたりからがそのシーンなのでこの塗り方に気になる方はここを参考にしてください。
この作品の制作ツールはメディバンペイントです。メディバンペイントを利用している方はぜひ参考にどうぞ!
こちらはAndroidタブレットでの作業動画です。
手ぶれ補正教の筆者としては手ぶれ補正値2という強者の描画力に恐れおののきました…すごいですね。
それはさておき、広範囲のフリルが画面の情報量をぐっと挙げていて見ごたえのあるイラスト!
7分の動画です。要所をご紹介いたします。
開始~…線画
2分5秒あたり…黒ベタ・背景など
3分55秒あたり…色塗り・影つけ・微調整
となってます。標準速度だと早いので、じっくり見たい部分だけ表示速度を遅くして見るのがオススメです。
タッチ操作で拡大や縮小やスムーズにできるのがタブレットの醍醐味ですね!
一部お高い液タブにも搭載されている機能のようですが。こまめに画面の反転や回転を使って、引きやすい角度で線画を描いているのが印象的でした。
描きやすい角度、大事!
ベクターレイヤーで、細かく線の修正をしているのが印象的でした。
日本画のような筆タッチを表現するために完成線画にあえて滲みをかけていますね。
装飾品や台座の文様など、左右対称デザインのものを対称定規を使って時短しているのも参考になります!
15分の動画ですが要所をご紹介すると、
4分30秒あたり…背景・台座の描写(対称定規等)
10分15秒あたり…背景・台座の文様の描きこみ(対称定規)
となってます。標準速度だと早いので、じっくり見たい部分だけ表示速度を遅くして見るのがオススメです。
細かい装飾の部分はかなり拡大して描かれています。細部の描きこみと、引きで見たときのの色味調整をバランスよく行うことで全体の調和がとれたイラストに仕上がっていますね!
育てていたお花が綺麗に咲いたのでしょうか?にっこりほほ笑む女の子ノイラストです。
3分9秒と短めの動画ですが、真似したくなる技術がたっぷり詰まっていますね!
分かりやすいように使用している色をキャンバスに置いてくれているのも有り難いポイントです!
全体的にアナログ水彩のような水で溶かした感じの淡いタッチで、優しい作風の絵柄とマッチしているところが勉強になりました。バケツや選択範囲をあまり使わない塗り方も筆描き感があって楽しそうです。
これを機に、自分の画風とあった塗り方を模索してみるのもいいかもしれませんね。
要所をご紹介すると、
5秒あたり…肌の塗り
11秒あたり…服部分の塗り
30秒辺り…髪の塗り
55秒あたり…目の塗り
1分25秒あたり…背景
となってます。標準速度だと早いので、じっくり見たい部分だけ表示速度を遅くして見るのがオススメです。
パッと見ただけでものすごく時間がかかりそうな作画重量の重いイラストですが、自作のブラシを作ったり画像を貼りつけて削ったり等時短テクニックが満載の動画でした!
それにしてもパーツが多くて塗り分けだけでもかなり大変そうです。愛と忍耐力が無ければ描けないですね…
15分の動画ですがかいつまんで要所をご紹介すると、
17秒あたり…巻き髪
55秒あたり…衣装のフリル部分
3分辺り…瞳の色塗り
3分35秒あたり…髪の色塗り
11分25秒あたり…素材の作成・登録など
となってます。標準速度だと早いので、じっくり見たい部分だけ表示速度を遅くして見るのがオススメです。
素人目には「もう完成でよいのでは?!」というところからもガンガン描きこまれて行って目から鱗でした。