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代理学園第四話 LEVEL 3

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7個月前

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代理学園第四話

少女の瞳は、絶望に染まっていた。
身体が言う事を聞かない。
意識が、消えかかっている。
恐怖の音色が聞こえる。
胃が潰れた。少なくともわたしはそう感じる。
喉が裂ける。肺が音もなく破裂する。
沢山の血管が切れる。肉が焼ける。
どれも、実際に見たわけではないけれど。
そうなんだと、感じた。いや、確信がもてた。
このままでは、本当に死んでしまう。
どうにかしなければ。そう思っても、
どうしても、身体が動かせない。
もう、とうに限界を超えた。長くは、もたない。
心臓が委縮する。耳が、機能しなくなる。
わたし、がんばったよ。ねぇ...
動くことをやめ、手ごろな壁にもたれる。
そこで、少女の意識は途切れている。

「あー...もう、なんで
 二日目から体力テストなの...」
「しかもシャトルランが一番最初ってね。
 さすがのあたしでもきついよー...」
かもめと玲が二人で歩いていた。
すると、誰かが倒れているのが確認できた。
「え、ちょ、かもめ、あれヒカリじゃない?!」
「ん…あ、終わったの?」
ヒカリちゃんが目を覚ました。
どうやら、寝ていただけのようだった。
「いやー、わたし運動音痴だから...ごめんね、
 わたしも、科学者とか、やるんだったら、
 体力もつけなきゃいけないけど…どうしようも」
ヒカリちゃんは笑ってそういう。
でも。なぜか、一瞬だけ、彼女が寂しそうに見えた。
「まぁ、シャトルランはあたしでもきついし…」
「玲...ちゃん?だっけ、何回だった?」
玲は少し考えてから、
「110だった!」
『!?』
二人共、衝撃で倒れそうになる。
「わ、私なんて40なのに...」
「いや、十分凄いよ?わたしは...35...」
慌てて、玲がフォローしようとする。
「でも、運動できなくても」
ヒカリちゃんはまた倒れてしまった。
「玲、それフォローになってない...」
「え、嘘?!あとで謝んなきゃ!」

「夢を叶えるためには、苦手なことも、ねぇ」
寮に帰ってきた。やはりみんな疲れているようだ。
「まぁ、人それぞれかな、向き合い方は。」
「まくちゃん...」
「わたしは、無理に向き合う必要はないと思います」
「先輩...二人とも、ありがとう、
 むぅにゃちゃんは、どう思う?」
「...あ、えっと、二人と同意見かな」
「そっか」
彼女もまた、どこか、寂しそうだった。

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