決意(*'▽')(*'▽') LEVEL 3
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2 years ago
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「て、手紙なんて古いかな...」
桜が散って緑に生え変わる4月の終わり。クラスにもだいぶ慣れてきて友達も増えた私には一つの悩みがあった。そう、1年生の時から好きだった先輩のこと。先輩は、やさしくて、運動がとても上手で、でもちょっと不器用で、そんな先輩の一面が一つ、また一つと増えていくたびに私は先輩にどんどん魅了されていった。いつの間にか先輩への感情は好意に値するようになっていて、最近、変に気にしちゃって上手く話せなかったりする。
「告白、しちゃえば?」
昨日できたばかりの友達にそう言われた。私は元からコミュ障だったりしたから「無理だよ」といったけど、もしこのまま気持ちを引きずったままだったら、きっと後悔する。そんな直感に煽られ今、ここにいる。もし私が先輩に告白して振られてしまったら、もし振られてしまったらこの関係は壊れてしまうのかと思うだけで不安の恐怖でつぶれそうになる。
廊下から先輩の姿が見える。私は曲がり角からゆっくりと先輩の方へ歩き出した。
長文読解お疲れ様したm(__)m