代理学園プロローグ〈小説付き〉 LEVEL 3
1 year ago
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代理学園 プロローグ
※今回はほぼうちの代理しか出ません。プロローグなので。
読まなくても物語には差し支えありません。
※1000字の限界で、短めです。
ねぇ、代理学園って知ってる?
誰もが、願いをかなえたいって思ったことがあるはず。
この学園は、そんな願いや夢を、
なんでも一つかなえてくれるんだって。
色々条件もあるんだけど、長くなっちゃうから省くね。
この学園への招待状は、突然現れるんだって。
普通の学校に居づらさを感じている子。
人に言えない事情を抱えている子。
中学校に行くのをやめてしまった子。
いろんな子が集まって、願いをかなえるために頑張るんだ。
おっと、長くなっちゃったね。もう10行も使っちゃったよw
じゃあ僕はこの辺でおさらば!またねー!
☆ーーーーーーーーーーーーーーーーー☆
「うぉ!さっきのサポートめっちゃよかった!さんきゅ!」
この子は海咲かもめ。事情は省くが、中学校を不登校の末、
中退した。
毎日こうしてゲームに励んでいる。
まぁ、要するに、引きこもりだ。
『今日はそろそろ落ちるー』
『自分も』
「りょ、私も落ちるわ」
「うーん、もうちょっとしてたかったなー...
なんか皆今日落ちるの早い気がする...
明日何か予定でもあるのかな?皆大変だな…」
と言ってポテチに手を伸ばす。
「やっぱコンソメだよね!しあわせバターも好きだけど…」
「.........」
無言でポテチを食べる。沈黙の時間。
次のポテチに手を伸ばした、その時。指先に何かが当たった。
「トレカかな?大きさ的に...」
そう思っていたが、予想外だった。
その何かを手に取ってみると、
確かにトレーディングカードほどの大きさだった。
しかし、それは真っ白だった。その中に、一文だけ、
文章が書いてあった。
《あなたの夢は?》
「え、なにこれ。うーん、そうだなぁ...私の夢は、―――――――」
その瞬間、信じられないことが起こった。
それが、光ったのだ。部屋を包み込むほどの明るさで。
それも一瞬のことだった。かもめの手には、先ほどの物があった。
しかし、それは真っ白ではなく、キラキラしたものになっていた。
そこには、くっきりした字で「学生証」と書かれていた。
「はぁああああああーーー?!」