流れる星に願うのは… LEVEL 3
6个月前
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「…何か、疲れてさ。それで俺だけ、ばあちゃん家に」
ポツリと呟いた言葉が、やけに響いて聞こえた。
こんな事話して、重いヤツって思われるかな?頭の片隅でそう思いつつ、堰を切ったように次々と言葉が溢れ出した。
こんなに溜め込んでたんだな、俺。自分でも呆れるくらいに。
「…ありがとね、話してくれて」
「ごめん…やっぱ、重かった。せっかく流星群見に来たのに」
「ううん、気にしないでね…あっ」
突然降り注いだ光の帯に、君の目が輝く。重かった空気を吹き飛ばすように、笑顔が弾ける。
「一緒に見よっ!」
ワクワクする気持ちが伝わってくる。そんな君の隣にいると、俺の心も軽くなっていく。
もし願いが叶うなら。ふと思った。尽きない悩みを吹き飛ばしてほしい。一瞬そう考えた。でも、違うって思った。
君と笑い合える時間が、もう少しほしい。
もう少しだけでいいから、君の隣にいたい。
素直な感情が溢れ出す。夏の終わりが少しずつ近付く中で…。
「季節外れですみません」企画第13弾、「夏のイラスト&ショートストーリー第5話」です。ペルセウス座流星群をテーマにし、星座が見つけやすい北東の夜空を描きました。描く際には、娘の星座図鑑を参考にしました。
こちらでの投稿に当たり、以前別サイトに載せたショートストーリーを変えました。作画はCLIPSTUDIOPAINTを使用し、Photoshopで色味等の微調整を行いました。幻想的な夜空が表現できていれば幸いです☺️✨
見ていただき、大変ありがとうございました🙇♀️