写真トレスから仔猫 (2015年11月)
6年前
*/10
・・・前回で「発掘イラストはもう弾切れ」って言ったんだけど・・・まだ、ありました。10点ほど。
メディバンを始める前に描いてたやつはたしかにもう弾切れなんだけど、2015年9月以降に描いたやつでまだ載せてないのが10点ほどあります。今年の1月に描いたバイクの絵で本当にラスト。
あとはスキャンしたものの塗ってない下書きがまだ少し残ってますが、未完成品はニュースでいずれまた、まとめて・・・。
今回も真面目に作品解説。
写真からのトレス。
メリットは、実物を忠実に再現できることと、デッサンを完璧に取れるということ、下書きの時間を短縮できること。
デメリットは、現実に存在しないものは当然写真に撮れないので使えないし、著作権の権利を自分で持っている写真しか使えないし、あと、結局はアレンジをどこまでできるかっていうのが重要で、うまく「イラスト」として完成させられないと「だったら写真のままでいいじゃん」ってことになっちまうのが難しいかな。
最大の利点として、実物を細かく忠実に再現できるからデフォルメを施さない作風の似顔絵にはこれ以上ないくらい向いてるという点があげられます。
だから、ペットの似顔絵なんて最適ですね。猫ってよく見るとけっこう顔に個人差があるし。「こむぎ」はこのモデルとなった猫の名前ですね。ちなみに星屋さんは猫は飼っていません。
もちろん、「この方法で人物を描いたらどうなるか」も当然試してみました。自分の顔で。まあ・・・元となる写真があってこそ使える技法なので、よく考えたら試してみたところで全く意味がなかったですね。
ただまあ、実際に試して見ると普段頭の中でイメージしているよりも鼻ってずっとでかいんだとか、目ってかなり小さいとか気がついたりして、けっこう発見にはなった・・・かな?
話を猫に戻すと、毛。白い毛は短い点のような形の毛も含めて全て1本ずつ描いています。ひげやまつげも1本ずつ正確になぞって。なぞるだけだから簡単ではあるんだけど、実はやってる工程は普段と同じだからいつもと同じくらい描画時間がかかってるんですね。あと、クッションをふわふわもこもこに描けたのが良かったです。
元画像となった写真との比較も見てほしいので、また後でマイニュースにも家庭を載せておきますね。