別ルート
1일전
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皆様、こんばんは、こんにちは、おはようございます。
今回はイラストです。私の漫画、『ある猫の話』のごん太、ヨシコ、ライオンのおっちゃんを登場させました。何か話をしてるようです。ちょっと聞てみましょう。
おっちゃん(以下お):休むと返って寒いなぁ。歩いていたほうがマシかもしれない
ごん太(以下ご):ハハハそうだね。ほら、お茶飲む?
お:ありがとう。いやーあったかい
ヨシコ(以下ヨ):ごん太さん。これ、なんだかわかります?
ご:ボクの形をした人形だね。なにこれ?ポカポカする
ヨ:この中にカイロが入っているんですよ
1ヶ月前、仲間達6人で冬登山をする話になったが、住んでいる地域の関係もあり、他の3人は別ルートで頂きを目指す事になる。
彼女らが入山してから2時間が経過していた。これが2回目の休憩となる。
お:ちょっと見てみろよ。結構明けてきたな
ヨ:街が照らされて綺麗ですね、湖もキラキラ光って
ご:うん、そうだねきれいだね
お:なぁ、ごん太
ご:なに?おっちゃん
お:頂上から見る景色はここより、もっと綺麗なのかもな
ご:さぁねぇボクも初めてだから
お:意外と行ってみたら、たいしたことなかったりしてな
ご:うん。でも行ってみないとわからないよ。どうする?
お:おい、おい。今更帰るって言うのか?勘弁してくれよ
ご:ごめんごめん意地悪だったね。でもね、調子が悪かったり、気分が乗らなかったら、やっぱり途中で帰ってもいいと思うんだ。あっちの3人には無線で連絡すればいいんだよ
ご:もしそうなちゃっても、元気になったらまた登ればいいんだ
お:俺は、まだまだ大丈夫だ。何かあったらその時は言うから
ご:わかった
ヨ:じゃあ、そろそろ行きましょうか
ご:うん
2回目の休憩を済ませた3人は、ストックを掴み山の奥へと入っていく行く。
ザクザクと雪を踏みしめながら、少しずつ上上と登っていく。
ご:聞いた話だと、ここからは、ずっと日陰みたいだよ
ヨ:まだここら辺は、うす暗いですね
ご:うん、慎重に行こう
山道は、所々雪で埋もれており、雪を掻き分けながら進む。
真冬にも関わらず、額に汗がにじむ。
進みながらごん太は、2人に言った。
ご:ボクね、頂上からの眺めも気にはなるんだけど、向こう側から登ってくる3人と話すのも凄く楽しみにしているんだよね
終
皆様のイラスト拝見に参ります。楽しみ!