蒼い世界が始まる瞬間… LEVEL 4

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11个月前

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早朝の寒さを吹き飛ばすような歓喜に世の中が包まれたあの日、無性にボールが蹴りたくなった。
あんなに目を背けていたのに。もう二度とやらないって決めたのに。
将来の夢は日本代表。幼稚園の頃、何の迷いもなく決めたその夢が、現実の波に飲まれて、どんどん透明になっていった。そして、ついに消えた。怪我に泣きレギュラーにも選ばれず、逃げるように部活を辞めたあの日に。
でも、心の奥では諦めきれなかった。
｢絶対に諦めない｣｢新しい景色｣…世の中に前向きな言葉が次々と流れ、空っぽだった心にぽつっと灯りがついた。消え入りそうに小さな…でも、確かな灯。
クローゼットの奥でボールとスパイクが待ち受けていた。捨てられずにいたのは、きっと夢が僅かに残っていたからかもしれない。
もう一度、一緒についてきてくれる？
どこまで行けるかは分からない。でも、見てみたいんだ…自分だけの新しい景色を。

去年のイラストコンテスト応募作品です。去年の今頃、サッカーW杯で日本代表が見せた勇姿やポジティブな心の在り方に、描かずにはいられなかった作品です⚽️正に｢描きたい😆✨｣と思って描きました。
投稿するにあたり、自分自身へのエールや、これからの創作活動への思いを込め、物語を一部加筆しました。

見ていただき、大変ありがとうございました🙇‍♀️

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