僕だけに見える流星群
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11개월전
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1〜2ページ目:昼間に見えた流星群
カル(人界)は最近多くの不思議な体験をしている。本来昼間に現れる、肉眼では見えないはずの流星群が見えたりするのはその最たる例である。同じ部活の先輩に思い切って相談してみたところ、形は違えどもこのような不思議な体験をするのは「この世界」ではよくあることらしい。でも、先輩はあまり詳しくは話したくないみたい。このような現象について、もっと詳しく知りたいと思った彼は同じ部活の同級生にも話を聞いてみようと思った。
※フィクションです。カル(人界)の体験は超能力のようなものです。
3枚目:Kal and Traumatic History
4ページ目(サムネイル):僕だけに見える流星群
カル(人界)
この日は曇りだった。カルたち「バーチャル冒険部」の部員は今回も「天文部」の手伝いに参加していた。流星群の観測を楽しみにしていた天文部の学生たちはやや落胆しながらも、次の天体ショーの話をしながら片付けを行なっていた。彼らが校舎へと帰っていったあと僕は厚い雲に覆われているはずの夜空を見上げた。一つ、また一つ光る矢のように星が流れていく。「きれい…」。
そんな彼をやや遠くから複雑そうな目で見ている銀縁眼鏡をかけた学生がひとり。