タイムケンネル第12回。
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3年前
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シゲ「私は謙虚な人間です。明日に送ってもらえれば、十分です。(明日の競馬の結果を見て帰って、事前にどっと仕込むという寸法だぜ、ヒヒヒ。)」
(ブーーーン、タイムワープ!)
シゲ「ここは阪神競馬場、ちょうど天皇賞レースが始まる前だ。」
アナウンサー「各馬一斉にきれいなスタートを切りました!」
シゲ「おお、順調な展開だ。」
アナウンサー「各馬順次第4コーナーを回りました、ゴールは直前です。あ、ソダシが転倒しました!」
シゲ「ええ?鉄板で本命のソダシが転倒?武豊騎手が落馬だぁ?」
アナウンサー「1着はアキバオー、2着はコハルビヨリです。」
シゲ「どれも下馬評にすら挙がっていなかった馬じゃないか。これは大波乱、万馬券だ! 早速昨日に帰って仕込むぞ。」
(ブーーン、ブブ、ブブ、、、)
コントロールルームで操作員「開発部長、大変です。タイムケンネルがいきなり制御不能に陥りました。固着したまま動きません。」
ショムロン開発部長(准将)「それは面倒なことになった。早く開発部隊に修理させろ。」
(次の日)
操作員「なぜか分からないのですが、タイムケンネルが動き出しました。」
(ブーーーーン、帰還)
シゲ「ふう、やっと帰ってこれたぜ。あれ、不作動の間に1日過ぎて、もう競馬も終わっているじゃないか。これじゃあもう賭けようがない、クソー。 そうか、こうやって機械はタイムパラドックスを回避しているのか!」