わたしの愛した日々 LEVEL 3
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8個月前
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物語りさんの思い出
忘年会で、落ち着かない子供のために
魔法人形を披露してみせるセドリック。
少女は夢中になって光を追いました。
だけどすぐに飽きてしまって、
今度は母が絵本を取り出しました。
_星のおわりと魂の故郷について
みんな途方もない宇宙に思いを馳せたり、
少女はとうとう寝てしまいましたが、
物語りはおわりのない長生きさんです。
だからいつもは落ち着いていられるのに、
今日ばかりはそうもいきませんでした。
泣きそうだから、ひとりになりたくて、
でもホントはひとりなんて嫌だから、
セドリックが追いかけて来てくれたとき、
物語りはつい泣いてしまいました。
みんなにはナイショです。