fanart キュアニャミー LEVEL 3
5 months ago
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猫の窮地に駆け付け、スーパーヒーロー着地を決めるキュアニャミー。
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意図せず、あんまり描いたことのないリアルタッチになってしまい、えらく時間のかかる難産絵となった。
キュアニャミーのマントのような長い髪を、かっこよくばっさーと浮かしながら忍者のようにシュタッと着地を決めるポーズを描きたいと思って、資料を探すと、このポーズには「スーパーヒーロー着地」という名前がついていた。マーベルのヒーローたちの十八番だそうな。髪の毛はバッサーという動きはいまひとつだが、朝顔みたいになったのでちょっと面白くて好き。
例によってキャラのポーズだけが先に決まって、背景やシチュエーションは後付け。
背景を決める際に、パースを意識して、キャラに箱を設定して辺を外挿することで一点透視の消失点を見出す。視点の高い見下ろし構図だということがわかったので、高層ビルから道路かトラムあたりを見下ろしてやろうと、グーグルストリートでヨーロッパの都市をさまよったが、グーグルストリートは基本地べたを進むので見上げる構図しか出てこない。そこで、高層ビルを検索。参考画像を見つけて細部を端折りながらせっせと背景作画。適当に足場を追加。
窓、というかビルの窪みの描き方が分かった。ぼんやりと暗くして、壁の色で区切っていく。どうせぼやかすので細部を追わない。
遠景は明るく、前景は暗く。…というか、遠景はコントラスト低く明るく、前景はコントラスト高く暗く、が正解か。
顔の練習を活かして、目が大きくなるのを必死で抑える。キュアニャミーのキャラ造形もシャープな感じなので、顔を膨らませずに顎を削る。すると、相対的に目が大きくなる。そうして目と頬を互いに削っていくとどんどん顔が小さくなる。多分、公式より頭身が上がったに違いない。もう直す気力ない…。ちなみに、顔は全然、納得してない。全然、納得してない。
フォトショのブラシを駆使して描いたら、背景も猫も意図せずすごくリアルになった。すると、プリキュアの作画のアニメ塗りな感じとあまりに違ってキャラが浮いてしまう。スカートに公式にはないドレープを追加して影を描いて、トーンカーブで陰影を強めてみたが、世界観が違うのは変わらない。これを馴染ませるの、どうすりゃいいんだろ。