痛くなんてないから、 LEVEL 3
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2年前
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「痛くなんてないから」
そう彼女は囁いた。右足のふくらはぎにできた大きな傷の痕。彼女は次第にその色白な肌を絆創膏とガーゼで覆っていった。
彼女の本当の傷はきっと絆創膏では治らないとても深い傷なんだろう。
痛くないわけ、ないのに。
彼女のその澄んだ瞳と朗らかな笑顔を前に、僕は今日も何も言えなかった。
言えるわけが無かった。
はい久しぶりの小説説明~~~~~~読んでくれた方ありがとうございます~~~~~考察は願います~~~~~~