終末世界と少年
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2 years ago
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文明が滅んだ世界で残された二人の少年。その片方の視点。
二人は世界を旅しており、次はどこへ目指そうかと夜通しで語り合っていた。『ここはどう?』『あそこもいいよねぇー』、二人は話しているうちにいつの間にか夜が明けているのに少年が気付く。
『そうだ!海を越えようよ!!』
少年は朝日を指さしてそういった。今まで二人は海を越えたことがない。船もない、行く先に陸があるのかもわからない。だからこそ今まで一度も海を越えようとはしなかった。
しかし、一度吐き出してしまった好奇心は抑えられない。二人は目を輝かせ朝日に照らされたビル群、色が変わり始める上昇した海面を見ながら決意する。
そのワンシーンを描きました。