連続漫画「令和の星」第13回。
2
82
留言
3年前
*/10
星一徹社長「みんな聞いてくれ。今「もふもふファンド」から、我が社を買収するとの提案があった。」
左門豊作経理部長「私が詳細を説明します。もふもふファンドはソミーからスピンアウトした元物理学者の天才が創業したファンドで、提案は我が社の株を時価の3割増しで公開買い付けして、TOBを仕掛けるというものです。」
伴宙太営業部長「それじゃあまるで、提案と言うより脅迫と乗っ取りじゃないか。」
星飛雄馬製造部長「あそこが欲しいのは、我が社の主力商品の「大ラガービール1号」の、製造特許とノーハウだけでしょう。あとは切り捨てられて売り抜けられるだけです。」
花形満宣伝部長「この事案は極秘扱いにしていましたが、もうメディアから問い合わせが来ています。おそらくファンド側がわざとリークしたのでしょう。」
星一徹社長「これで我が社ももう終わりか。さすがに島耕作社長にはもう頼めないからな。西成の1泊千円の簡易宿の居心地は、さぞ素晴らしいことだろう。無念だ。」
花形「あの野郎、足元を見やがって。」
秘書明子「社長、「SBI集団」の北尾吉孝と名乗る人から、電話が入っています。」