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上傳時間 星屋的插畫
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波間にたゆたう雪の歌声

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6年前

  • 2ndMCPO插畫部門

  • 女孩

  • 原創

  • 冬天

「だって、魔法や妖精の出てくるお話に登場する人たちは、
 魔法や妖精の存在を疑ったりはしないでしょう?
 だから、私も同じ。魔法や妖精を疑ったりはしないの」

その女の人の声はやはり何度聞いても、透きとおるような綺麗な声だったので彼女が何か一言話すたびに、周囲のいろんな動物たちが耳をぴんと立てて聞き入るのです。
猫も、鳥も。蟹も。虫も。何だかよくわからないものまで。

そうだ、まるで薄い氷のようにしゃりしゃりした声だ、と 二人は思いました。
彼女の声そのものが何か特別な魔法であるかのように、二人の耳に届くのです。

けれど、そんなに綺麗な声なのになんだかおかしなことを言う人だなあ・・と、サラは面白いような、いぶかしいような、不思議な気持ちになるのでした。
       (星林の道 第五話 ザラウクの観測所 より)

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