小説表紙『鳥籠のメトロノーム』
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2年前
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小説『鳥籠のメトロノーム』著・ブレンドさん
https://estar.jp/novels/25640267
小説表紙描かせて頂きました。
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彰は絶対に僕の傍にいてくれる。いかなる恐怖に晒されようとも、その確信だけが僕が唯一持つ真実で事実なのだ。
「いつもありがとう彰」
ぽろぽろと零れる涙が頬を濡らす。だけどその涙は悲しみもあったが、彰への感謝の気持ちに溢れていた。
『私はいつだって、なにがあろうと陸の元に駆けつけるよ』
迷いなく囁かれる言葉に僕の脆弱な心は何度救い上げられ、優しく慰められた事だろう。
早く彰に会いたい。機械越しに聞く声よりも、彰の温度を感じながら直接耳で優しい彰の声を聞きたい。
一秒よりも、一分よりも早く彰に会いたいと膨らむ気持ちに脈打つ心臓を抑えつけるように胸元をぎゅっと拳で握りしめながら、一刻も早い彰の到着を待ち続けた。
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小説お借りしています。
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