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草野球のエース LEVEL 1

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3 days ago

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「あ、師匠おかえりなさい。あれ、なんか嬉しそうですね」
「うむ、散歩の途中で面白いものを見たのじゃ」
「ああ、それは面白いですね」
「阿保が。まだ何も言っとらんわ。いつもの散歩コースの城山グランドで草野球の試合が始まるところだったんじゃ」
「ほう」
「ところが試合はなかなか始まらない。両軍の選手が何やら話し込んでおった」
「どうしたんです」
「どうやら選手の知り合いらしい女の子が自分にピッチャーをやらせて欲しいと訴えておったのじゃ」
「へえ、女の子が。珍しいですね」
「さよう、わしもそう思った。その子は自前のグローブも持参してやる気満々。友達らしい選手の男が、お前恥ずかしいからやめろよ、と叫んでおった。だが女の子は1人でもいいから投げたいといって譲らない」
「ふんふん」
「そこで相手チームの監督らしき者が、1人だけならと認めたのじゃな。いわば始球式だ」
「ほーん」
「ピッチャーとキャッチャーの間は、約18mある。結構遠いのじゃ。並の女の子なら届きゃしない。一番バッターの男も完全に甘く見ていて、ニヤニヤしとった」
「で?」
「ところが、その女の子、見事なフォームから目の覚めるような快速球を投じたのじゃ!左投げだったこともあり、わしは全盛期の今中を思い出したぞ」
「すごいですね、その子。で、どうなったんです」
「うむ、スピードは申し分なかったが、あいにくコントロールはなくてな。相手バッターのヘルメット直撃!」
「あちゃー。大丈夫だったんですか」
「グランドは一瞬静まり返った。だがそのバッターが、あービックリした、と笑いながら立ち上がった。それで見ていた者全員も安心して大笑いじゃった」
「良かったですね」
「うむ。その女の子はバッターのところに飛んでいって、何回も何回も大声で謝っておったわ。カワイイ子だったから、ちょっとそのバッターを羨ましく思ったぞ、ははは」

  • CREATOR RANK PLATINUM アオキ 11 hours ago

    > さと
    さとさん、こんばんは
    お疲れ様です^^
    そうそう、野球狂の詩の水原勇気ですよ、モデルは!
    わかる人がいてよかったな〜。

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