「「ごめんください」」 LEVEL 3
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3年前
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声が聞こえて視線を下に移動させると、少女が2人、こちらに目を向けていた。
1人は、白金の髪と紺色の瞳。もう1人は、紺色の髪と金色の瞳。
「キース・ホークエンスさんはこちらですか」
まるで正反対なその容姿を見ていると、一歩前に出て、金髪の少女が口を開いた。
紺色の髪の少女が身を小さくしているところを見ると、こちらの方が姉なのかもしれない。
「ああ、私だが‥‥‥」その紺色の大きな瞳に捉えられると、動けなくなるような錯覚を覚える。
「そうですか」彼女はそう答え、金色の長いまつ毛を伏せる。