妖精さんと幼女お嬢さま
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6年前
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私はロリコンです(宣言)
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私の羽が千切れて上手く飛べないのをいいことに捕まえて閉じ込めやがって・・・
汚い歯で醜く笑うあの男が忘れられない。ああ気持ち悪い。ついでに私を銀貨5枚で売ったことも腹が立つ。妖精を何だと思っているのか。
「妖精さん、今日もお話聞きたいな」
で、そんな私を買い取ったのがこの10歳にも満たないお嬢さま。
彼女の家での生活は悪くなかった。
さすが金持ちの家。
しかし、私にも人間と同じように自然治癒力がある。千切れた羽も近いうちに元通りだ。
そうしたら夜にでも出て行ってやろう。
羽が治るまで、一緒にいてあげる。
「そうですね、じゃあ妖精の世界の話でもしましょう」
・・・・・困るなあ。こんなに目を輝かせて聞いてもらっちゃあ。離れたくなくなるじゃないか。
・・・・・羽が治っても、彼女に免じてもう少し一緒にいてやりましょうかね。