友人の皮を被った誰か
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9個月前
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久しぶりに友人と出会った。
いつものあいつのノリと声を聞けて俺はとても嬉しかった。でも、気になったことがあった。若干顔色が悪いこと、香水を毛嫌いしていたのにドギツイ香水をつけていること、後、香水に紛れて肉が腐った匂いがした。
疑問になった俺は、カマをかけた。本物の友人なら、引っ掛かるはずのないカマを…、友人の受け答えに俺は恐怖を感じた。俺の疑問が、確信になったからだ。そして俺は理由つけてこの場から離れようとした。その時、「…あぁ、今の質問って、そういう意味だったのか、声も性格も何ならこいつの人間関係まで調べ尽くして模倣していたけど、中身まで模倣しきれないからボロが出るよな。いつも…」と聞いたこのない声が俺の脳内に響き渡った。