シカカミサマ
1 month ago
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巨大生物図鑑より
出現しただけで世界の滅亡⁉最強にして最凶の怪物
事の発端は、とある村である昔ばなしが語り継がれていた。「シカカミサマ」というものだ。姿は鹿の頭をした半人半獣の怪物だという。
伝説の一部
シカカミサマは、沢山の鬼や悪魔、魑魅魍魎を手下に従えている。
奴は、村の人々から米を奪い、さらには墓地で人肉を貪り喰う。
この黒き悪魔を鎮圧すべく朝廷から軍がやって来るも僅か2分足らずで殲滅。襲われた人々は皆喰われてしまった。
英雄の田鶴喜政らは弓兵を連れて挑むもシカカミサマが地響きをたてた瞬間逃げ出してしまった。
渋々村の人々が諦めかけていたとき、吉内成久と名告る者がやって来た。
成久は、呪術を使い、シカカミサマを大岩に封印したという。
封印の破滅
伝説には誤りがあるとエージェントは言っていた。「大岩に封印したとあるが実際の場所には大岩は有りさえもしない。しかし、嘘にしては出来
すぎている。封印したのではなく封印されたのではないか?成久は呪術の押合いに負け、封印つまり死んでしまったのだよ。」
仮説の範囲ではあるものの、朝廷の軍を2分以内で殲滅させるのは無理があるのだ。
成久の伝記書には敵国軍攻撃の際には呪術で戦闘したが40分に渡った。とある。
軍勢の数には多少の差があるものの、現実的ではない力の差がある。
大抵は呪術師同士の争いでもここまで強いものは居なかった。
けれども、封印されたとした場合、岩がないことから封印が破滅したと言える。
力の強さ
数多の怪物を従えるには多数の怪物に勝つ必要がある。
鬼神伝にもその力が書かれていた。
朝廷軍約3000人を2分で抹殺。
鬼も力が凄く、呪術、鬼神魔法技、閃黒磧雷といった恐ろしい術を使うものばかりであった。
従わせるにもよほどの実力者でないとあり得ない。
さらにシカカミサマは、天変地異や破壊を操り、朝廷軍との戦いでは溶けた鉄のような雨や物凄い量の落雷があった。
一度(ひとたび)地響きを鳴らせば、重力が変わり、大穴が空いた。鬼でもここまでとはならない。
神のような存在であった。
なお、画像は、イメージである。