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鶴の一声
この言葉なんですがどう見ても理論より強制力が混じっています。

 戦争とかをする場合は、いつどこまで行ってどこで引くかの采配が結構重要なんですが。孔明の罠を作るような人がいて。

 明治だとそんなん任せられるの岩倉くらいしかいなさそうです。

 征韓論のペースが早いと拒否した後で台湾出兵はほどほどにやって江華島事件もほどほどにやれていますから。

 ちなみに大隈はいつも飛ばしまくるタイプで、岩倉を困らせていたようですが(なんですか不平等条約即時改正って)、最終的に暴れたりしなかったので、それだと岩倉がキレる理由がないです。但し、岩倉に信頼されていた伊藤にとってはライバルなので、岩倉が有馬に療養中に政変を起こしたりしていましたが。「後で関係を修復するように」と岩倉からかなりクギを刺されたことはまぁ想像がつきます。

 なお理述で攻めると岩倉は折れるというのを伊藤は見抜いていたようで、最初反対していた制憲の裁可は伊藤が岩倉に説得した結果だそうです。

 逆に納得がいかないと岩倉の場合、 「参議の多数決で既決済みです」 → 「参議が多数決制というのは慣例でしかないですよね^^#」 とか言い出します。

 いやこれ岩倉が右大臣だったからよかったんですが。

 あと三条も、岩倉が抜けることの危険性を気づいていたようです。ちょうど劉備ー孔明ラインみたいなところですが、その下に大久保/伊藤がいるので三重ラインです。

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 問題は昭和の石原莞爾の方です。

 こちらもライン引きのうまさは相当なものがあり、日中開戦勃発激怒でした。近衛に、直ちに南京まで直接行って和睦すべきと言ったりしていました。

 せやな感がありありなのですが、問題は彼が干されたことです。

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 集団行動の場合、必ず誰がというわけではないのですが、いわば「頑固者」がいます。良い意味で。

 既にハンコが押されまくっているものを、「納得がいかない」と、なかなか首を縦に振りません。

 その者は、大声でコミュ力を発揮したりという感じでなくて、連判状を見ながら一人でブツブツ言い出すことが多いんですが、やがて逆流を始めます。あのブツブツが当たってることが多いので。一人ひとりに説得を始めて、一人ひとりにハンコ撤回の同意を取り付けていきます。

 …とまぁこういう流れをうちではよく見かけます。

 よくしゃべる代わりに慢心や見栄が多いタイプはあまり会議の時にそういう役目にはなりません。

 その少し奥にいる、普段は小声で、あまり喋らないタイプがこれをよくします。

 ただそのタイプはトップというわけでもないです。その奥に象徴天皇みたいなのがいたりします。
 
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 この流れ、なかなかうまくいかないんでしょうか。

 確かに、改憲なども、「これは聖書や経典に書くべき内容であって実効力のある法律や憲法だとマズい」という感じなのですが、総理大臣、しかも現職、が言わない限りほったらかしです。

 北朝鮮だと体制の危うさを自覚しているのか、金ー崔ー黄ラインができてるように見えますが。崔の一時降格すら自演に見えます。もともと黄は崔の部下でしたから。

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 あと、最大多数の最大幸福という言葉があるくらいなので、最少少数の最小不幸があります。もちろんいじめとかでなくて合理的にです。

 そのラインは誰にでもあるでしょうし、修造みたいに諦めるなだけ言ってると無責任です。
 ただ人によっては「この辺がライン」というのが別の人から見たら「まだ詰められる」となることがあります。

 例えば、海外からの訪問者が多いので案内表示を四ヶ国語にしたら、日本語表示時間が四分の一になってしまった、ということで、オール日本語派vs多言語派で、売国だのネトウヨだのとどうでもいい大声バトルが始まるんですが。。なおそのうちのそこそこは、実は、どっちの声の方が大きいかだけを見る風見鶏タイプだったりもします。

 単純に比率に合わせればいいだけの気がするんですが。日本語常設&三カ国ローテーションなどで。

 多分これを言う人の声が一番小さくかつ一番正当です。

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 「非正規縮小」という話はよく聞くのですが、そこで「便利さ縮小/男女共参縮小」がセットになって出てこないでライン引きをしているのはどうなんでしょうか。
 ちなみにこれ私のオリジナルじゃないです。もとは2chの匿名のボソッとなんのアンカーもついていない一個の書きこみです。つまりパクリです。キラキラ目で飛び付きました。時間がかかってもいいからと。

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