超短編小説みたいなもんです
一応代理学園で使うんで、ネタバレ注意


少女の瞳は、絶望に染まっていた。
身体が言うことを聞かない。
意識が、消えかかっている。
そして、恐怖の音色が聞こえる。
胃がつぶれた。少なくともわたしはそう感じる。
喉が裂ける。肺が音もなく破裂する。
いくつもの血管が切れる。肉が焼ける。
どれも、実際に見たわけではないけれど。
きっとそうなんだと、感じた。いや、確信がもてた。
ああ、音が聞こえてくる。
このままでは、本当に死んでしまう。
どうにかしなければ。そう思っても、
どうしても、身体が動かない。そして、動けない。
もう、とうに限界を超えた。長くは、もたない。
ああ。恐怖の音色が耳にねじ込まれる。
心臓が委縮する。耳が、機能しなくなる。
わたし、がんばったよ。ねぇ...
動くことをやめ、手ごろな壁にもたれる。
そこで、少女の意識は途切れている。


意味↓























少女が目を覚ました。
先生が言う。
「これで、4限目の20メートルシャトルラン測定を終わります」