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【修正報告】『レスの方針17.09.18版 長文版』
【修正報告】
『レスの方針17.09.18版 長文版』
https://medibang.com/book/891711270342128760000025178

はじめに五について以下を加筆しました。


 一人対百人であっても、一人の方が正しい、即ち、『一優百劣』という現象はしばしばあるものですし、またそれを認めることは、有権者として最低限のことです。
 市民社会経済においては、資本主義によるインセンティブはあくまでも共産主義の最低限度の平等の上に成り立つものでなければなりません。現代人がPTSD、HSPなどと笑う凄惨な経験を普通と考えている戦前生まれ世代たちは、そのために戦後、帝政共産主義国家の建設に邁進しましたが、その際彼らにとって一優百劣は当然のものと受け入れられていましたし、それを否定するものなど滅多にいなかったため、普通選挙制度の採用には何の抵抗もなかったものと推察します。
 しかし後の世代は彼らが目指した一億総中流の発展を引き継ぐことを忘れ、逆に、一億総中流なのだから少しくらいは構わない、という、本来は武蔵野の俗習程度でしかなかったはずの『いじめ』の思考を発明しました。この思考は一優百劣を自明とする有権者とは相いれないものです。彼らはその思考のままやがて老人となり、そして、その思考の強化のために『コミュ力』という美辞麗句を発明し、これを若者たちに押し付けました。
 しかし彼らがいじめという場所状況を発明した瞬間から、実は一億総中流の崩壊はじりじりと始まっていました。現代、若者たちは、脳内では引き続き一億総中流を保持し、老人たちが教えたコミュ力という言葉を受け売りにし、自分だけは大丈夫との無根拠な思考の元老人たちの思考に流されていますが、実態は若者は周知のとおり全滅ブーメランの被害に遭っています。
 ここで私たちは有権者資格の原点に立ち返り、一優百劣を自然なものとして受け入れなければなりませんし、そうでないと普通選挙制度自体も危ういものとなりかねません。コミュ力を優先する者が大人だという者は有権者としては成長途上の偽大人ですし、一人だけが正しく百人が間違っているという一優百劣の状況の発生を認められる者だけが有権者の資格を持つ真大人であると気づかなければなりません。
 またそれができず、一優百劣に気づいていながら、少数等弱者を笑うことが慢性化している者は、もはや『コミュなし笑い依存症』に陥っている可能性が高いと考えられます。そのような者はもちろん人としての対話が望めませんし、そういった者との出会いは稀としなければなりません。

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