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小説トピック~
パソコンで打ってきた,,ゼェゼェ_(^^;)ゞ

勢いだけで作ってしまった小説 第一章

「ねぇ!起きてってばぁ!!チビオくん!!!!」
幼いような聞き覚えのある声が,俺の体をゆさゆさと揺らす。
「んぅ.....」
俺はまだ重い瞼(まぶた)を擦りながら,体を起こした。
「あ....やぁっと起きた..」
そう言いながら,俺の親友はぴょんと跳ねた寝癖を
ふわふわと嬉しそうに揺らした。
「朝からプリンに起こされるんじゃなくて,女の子に起こされたかった..」
冗談混じりに呟くと,「もう!!せっかく起こしてあげたのに...」
拗ねたように頬っぺたを膨らませ,プリンは俺に言った。
「ラジオ体操もう間に合わないじゃんか..」
ラジオ体操なんてあったっけと思いながら,俺は
「ごめんって...今からでも行こうぜ?」
朝の支度をぱぱっと終わらせ,俺とプリンは急いでグラウンドへ駆けた。
チビオ「遅れてすいませんした!!!」
プリン「ごめんなさいッッ」
俺とプリンが大袈裟に頭を下げると,
担任のいぬやま先生が「あーはいはい,もういいから帰れお前ら~」
若干呆れ気味にシッシッと手で追いやられ,俺たちは帰ることに。
プリン「僕,寄り道して帰るよぉ~まったね~」
そう言うと,プリンは細い脇道へ消えていった。
一人で家への道を歩いていると,いつの間にか知らない道を歩いていた。
「ん...?迷ったか...?」
ここで俺は違和感を覚えた。空が異様に赤い。まだ夕方でもないのに。
訳がわからずその場に突っ立ていると,
正面から青年が歩いてきた。左目が前髪で隠れている...
黒色の髪は風になびいてさらさらと揺れ....
ここで,おかしな事に気づく。青年の頭には,角が生えていた。
ドクドクドク...心臓がやけにうるさい。
俺は腰が抜けてしまい,その場から動くことができなかった。
青年の髪が,俺の鼻の先にかかる距離まで近づいた。
サラッとした笑顔を浮かべた青年は,
「君にお願い事があるんだ。頼まれてくれるかい?」
俺は声も出せず,ただただ頷くしかなかった。

続く!!

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