【BB49-25】古書奇譚
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4年前
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【「本を持ってきました。かつてB・Bが所有していたものです。あなたならそれが贋作かどうか判断する手助けをしてくださるのではないかと思いまして」
ドアの内側は長いあいだ沈黙した。そのあいだ雨は絶え間なくピーターを打ちすえた。やっと声がしたとき、さっきの好戦的な調子は、かすかに好奇心をそそられた響きに変わっていた。「B・Bについてなにを知っとるんだ?」声は訊いた。】