狐の表情が生き生きとしていてとても可愛らしく描かれています。狐の毛並みや瞳の鮮やかさが、周りの緑とうまく調和している作品です。

独特のタッチが物語に登場する動物たちを可愛らしく生き生きと描いています。そこに鮮やかな色使いが加わることで、物語の持つ賑やかで幻想的な雰囲気が合わさっており、とても魅力的な表紙になっています。

まっすぐ前だけを見つめる瞳に、警官の職務に忠実過ぎる八田の冷酷さを感じます。また、八田、その想い人、二人の恋路を邪魔する男という登場人物の配置がそれぞれの心情上手く表現しており、とても魅力的な作品です。

絵の細部にいたるまでとても丁寧に書き込まれていて、作者である一 夢夏さんの画力の高さを感じます。また、表紙を本の1ページに見立てた発想力がとても素晴らしい作品です。

全体的に暗い色使いと鮮やかに光るコゼットの瞳がとても対象的で、物語のもつ雰囲気をよく表しています。そして、まるで西洋画を思わせるタッチがとても素晴らしい作品です。

全体的に淡い色味から兄妹の純粋さが感じられる一方で、タイトルを文字通り瓶に詰め込むことで、誰にも言えぬ感情・苦しみをいだいてしまった2人の息苦しさがひしひしと伝わってきます。物語の内容を一枚の表紙に上手く落とし込んだ作品です。

姫、王子、いばらという物語の重要な要素が描かれていて、物語の内容が浮かびます。シンプルな構図ながら、バラの鮮やかな赤色がとても目をひく作品です。

肌の透明感、金色の髪に反射する光の表現がラプンツェルの可憐さをよく表現しています。また、小鳥や読みかけの本という要素がラプンツェルの孤独感をより引き立てている作品です。

檸檬を中心として色とりどりの香水瓶を周りに配置するという構図が、作品における檸檬の存在感をとてもうまく表現しています。また、全体を檸檬の黄色で描くことで、主人公の心を覆う憂鬱が晴れていく様子が柔らかく描かれており、作者の中野さんのセンスが感じられる作品です。

ポップなタッチと優しい色使いが物語の雰囲気ととてもよくマッチしています。音符や記号を使い工夫されたタイトルもあいまって、見ているこちらも思わず楽しくなってしまう魅力的な作品です。