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漫画にとっても熱い海外のクリエイター!Liam GrayさんとMangaka Odyさんにインタビュー

2021-01-29

西洋コミックと日本の少年漫画のいいとこ取りをしたような作品を投稿してくれたこのペア!メディバンアンバサダーでもあるLiam Grayさんは編集と原作担当。Mangaka Odyさんは作画担当。クオリティの高い漫画を作る秘訣を聞いてみました!海外の漫画制作事情が気になる方必見!

それぞれ別の国に住んでいる二人。チームワークはどうなってる?!

ー二人はどうやって知り合い、チーム制作をすることになったんですか?

Liam Gray:僕はライターなので、プロの作画担当を探していました。

永井豪の『マジンカイザー』のようなメカ漫画を作りたかったんですが、描けるアーティストがなかなかいなくて苦戦していました。
そんな時にOdyをART streetで発見しました。

Odyはとっても熱心でモチベーションがあるので、彼を育てたいと思いました。彼の「世界一の漫画家になる!」という夢を叶える手助けになれればと。

Ody: 僕は丁度原作者を探していた時にLiamから連絡が来ました。他のライターからも連絡は来ていましたが、どれもアイディアがいまいちでした。

Liamが送ってきたシナリオはとってもプロらしいものでした。キャラクターの生い立ちもしっかり書いてありました。Liamの情熱が伝わり、この人とぜひコラボしたいと思いました。

X-ROADS: STRIVE

Mangaka Ody

ーART streetに投稿してくださったコラボ作品『X-ROADS: STRIVE』と『XENOTYPE: PURSUIT』ではそれぞれどんな役割をしていましたか?

Liam Gray: 僕は原案、脚本、編集、イケメン担当です。
さらにOdyが燃え尽きないように気をつけたのと、マーケティングも担当しました。

Odyが幕之内一歩だとしたら僕は鴨川源二。もっと若い人が分かるキャラで例えると・・・Odyが茂夫で僕は霊幻新隆見たいなもんです。

Ody: 僕は作画担当です。

応募期間が短かったので、ストーリーボードを作り、いきなりページを描き始めました。キャラクターのデザインもその場で作りました。
制作を完成させるのが僕の責任です。だから1日に2、3ページのペースで制作しました。

ー意見の食い違いはありますか?そんな時はどうしますか?

Ody: あぁ、しまった!(笑)

Liam: そうですね、食い違いはあります。毎日一緒に制作しているとどうしてもありますよね。

でも僕たちは友達でもあり、基本的な部分では意見が一致しています。意見の食い違いで作品を遅らせるようなことはお互い絶対しません。
それに意見の食い違いから歩み寄り、そこからいいアイディアが生まれたことだってあります!

Ody: 意見の食い違いは障害物でもありますが、いい解決策を考えるきっかけにもなります。意見の食い違いがないチームはコミュニケーションをあまり取っていないチームだと思います。

XENOTYPE: PURSUIT

Mangaka Ody

  

ーチーム制作を円滑に進めるコツはありますか?

Liam: とにかくアーティストを大切にすることです。嘘を付かずにコミュニケーションをとることは必須です。

彼らはコンテストという戦場の前衛です。彼らの才能を中途半端な企画で台無しにしてはいけません。無茶させて怪我をさせるのもダメです。
お互いのクリエイティブな部分を組み合わせることでいい結果が出ます。チームリーダーとしてはアーティストの強みと弱みを理解することも大事です。

それとアーティストがちゃんと食べて睡眠を取れているかも確認しましょう。仕事環境が良ければ生産性も上がります。

Ody: とにかくコミュニケーションです。脳は1つより2つある方が強いということを頭に入れておくこと、相手の意見を聞くことも大事です。2つのユニークな想像力が組み合わさると面白いことになります!

ー体調の管理まで!Liamさんはマネージャーの役目もしているんですね。二人は違う国に住んでいますが、リモートでそこまで管理するのは大変ですか?

Liam: 今の時代は全然大変じゃないです。

最初の頃Odyは描きすぎて手の怪我をしてしまいました。それから西洋コミックで使われているような、手の負担があまりかからない描き方を二人で研究しました。その時は難しく感じましたが、Odyは数日でできるようになったので、漫画の天才ですね!

Odyが音楽に夢中になっている時以外はよくチャットをしています。コミックや漫画のアーティストは引きこもりがちで、孤独だったりメンタルの問題を抱えることもあります。何度もそんな人を見ました。だから僕はいつも作業環境が楽しくてフレンドリーであることを心がけています。

僕たちは仕事のパートナーでもあり、友達同士でもあります。それもハッピーで生産性が高い作業環境の秘訣だと思います。

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